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コップの中の嵐。。

 ソチオリンピック後に、荒川静香に対して高橋大輔のファンが彼女のツイッター上で暴言を吐くという、広い世間から見たら”コップの中の嵐 ”のような事件があった。たぶん、ソチ後に放送された、ある民放の高橋大輔を特集した番組のインタビュアーの無神経な質問に対する大輔ファンの怒りがそのきっかけになったと思われる。そして、その件の番組の放送日の夜に、同局のニュース番組の中のコーナーで、荒川静香氏と、高橋の番組でインタビュアーが、唐突に高橋に”新エースは? ”と質問した件の金メダリストとの絆を強調した番組が放送されたことが決定的なひきがねになったと思われる。私は、両放送とも見ていないし、相手のツイッターでの暴言などは絶対に許されないことだと思う。しかし、その暴言が出た背景について考えてしまう。つまり、ツイッターでの暴言という突出した先端の背後には、広い何がしかの納得いかないもやもやした気分、不満=大衆心理があると思うのだ。バンクーバー後の4年間の間に徐々に積もり積もった納得いかない不満の総体のことを考える。

 先日NHKで放送されたアスリートの魂は見た。その番組でもローリー・ニコルは高橋のことを最上級の言葉で讃えてくれていた。かつて日本人の誰もが彼のことをそのように讃えたことの無いような”深い言葉 ”で。そしてそのような深い言葉で高橋大輔のことを表現した日本人がいないことが悲しい。

 そしてコップの中の嵐のような出来事かもしれないが、自分は、その背景に思いが行く。その不満の総体の広がりに思いを馳せる。どうか正統な評価を。”引き継ぐ”なんて言葉も出てきたが、彼の演技は、まだ誰にも引き継がれていない。その価値がわからないものたちによってたかって潰されたって思い、それがその不満の正体。もちろん怪我は自己責任だ。だが怪我する前だって、正当に評価されたか?ほんとうによってたかってだったよ。。これ以上は言いますまい。。このような仕打ちのせいか、本人が自分の凄さをわかってない。いや長年の不当な評価のせいで、無理矢理、自負心を抑圧しているようにも見えるのが切ない。。

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高橋大輔 の日本における過小評価。。( gooブログ記事の再掲載 )

 このタイトルは、日本における高橋大輔の評価のことですが、おもに、マスコミとオリンピックや全日本しかフィギュアを観ないようなライトなフィギュア観戦者の評価ってことでしょうか。。

ソチでの出来事、

 日本人記者「 その花束はプルシェンコ選手にですか? 」

若いロシア人女性ファン「 ダイスケタカハシよ! 」

 日本人記者「・・・・・・」
  
 
競技後のインタヴュー「実力だけでもだめですし、やっぱり運とか色んなものがないと勝てないというのがオリンピックだと思うので 人生なのかな っていう風に感じます。」( 高橋大輔 )

 (↑ファンにとっては切なくなるようなコメントですが、言葉使いにおいて周囲への気配りはきっちりしながら、言いたいことは言い切っているコメントだと思う。できることならその”色んなもの ”を与えてあげたかった。。)


 「 彼は与えられた感情や動きを演じるのではありません。それらは彼の内側から湧きあがり、外へと溢れ出るのです。

  彼は神がつかわしたようなスケーター。」( カナダの有名振付師 、 ローリー・ニコル談 )

  Takahashi, Nichol come together on Beatles free

 この稀有な才能を日本人には正当に評価してもらいたいと思う。

 運とか色んなものがなかったからという理由で忘れ去るのでなく。

 私は、彼のキャラクターだとか容姿だとか私生活とかにはほとんど興味はない。

 ただただいい演技を見たい。それだけのファンです。

 
 某金メダリスト「今回金メダルを取らせていただきました。」

 (う~む、謙遜のつもりですかね。でも他選手が聞いたら気だるくなるような発言ですよね。。)

 
 ジャッジに思うことは、GOEとPCSがジャッジが匿名である限り

 操作しようと思えばいくらでも操作できるってこと。

 そしてたとえパーフェクトなSPだとジャッジが評価したとしても、

 フリーで数回こけても勝てるような点数を与えるべきではないと思う。

 キム・ヨナが優れたスケーターであることに最大限のリスペクトを払いながら、

 やはりバンクーバーの彼女の点数はインフレだったと思うし

 今回、ソチでもやはり同じようなインフレが起こったのを見て、

 あの時と同じ方式だと複雑な気持ちになりました。

 少なくとも、私にとっては男子金メダルの選手のあのPCSはあり得ないです。

 追記:6位でソチのエキシビションに招待された高橋大輔と浅田真央、あれはスケート関係者達の意志表示だと私は捉えていますし、6位入賞で前半最後に高橋を持って来たことに、私は高橋大輔への最大のリスペクトを感じています!

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いまさらレヴュー 『 チャコール・グレーの肖像 』

 1976年の沢田研二のアルバム 『 チャコール・グレーの肖像 』のいまさらレヴューです。

 このアルバムは、なんと全曲!沢田研二作曲です!私、初期のジュリーのアルバムの中でこれが一番好きかもしれない。
 
 1曲目の「 ジョセフィーヌのために 」の作詞家小谷夏とは、演出家、久世光彦の作詞家の時ペンネームです。でこの曲は、これはレゲエですよね!いろいろとやってたんですねジュリー。

 2曲目の「 夜の河を渡る前に 」は阿木燿子、5曲目「 桃いろの旅行者 」は桃井 かおり、6曲目「 片腕の賭博師 」は荒木一郎、9曲目「 影絵 」松本隆と多彩な作詞家陣となってますね。

 「 夜の河を 」は、かっこいいロック曲で人気があると思うんですが、私、3曲目の歌謡曲っぽい「 何を失くしてもかまわない 」( 作詞:藤公之介/作曲:沢田研二/編曲:井上堯之 )や7曲目の「 ヘヴィーだね 」 ( 作詞:沢田研二/作曲:沢田研二/編曲:井上堯之 )の暗さがすごく好きですね。アルバム全体のトーンが暗めなのですが、この2曲の暗さが一番ぴったりくる感じがしました。でも8曲目の「 ロ・メロメロ 」( 作詞:沢田研二/作曲:沢田研二/編曲:大野克夫 )の言葉遊びみたいなユーモアのある曲も大好きなのです。こういう遊び感覚は今もずっと続いていて、そういう面も好きなんです私。。

で、最後の「 あのままだよ 」( 作詞:岸部修三/作曲:沢田研二/編曲:船山基紀 )は、あのサリーの作詞!ほんとうにサリーのこの言葉使いのセンスには青春のピュアな感じが溢れていて私大好きです!!

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高橋大輔に関する呟き( gooブログ記事の転載 )

 高橋大輔を応援したファンのバンクーバー後の4年間も、ビートルズのロングアンドワインディングロードの曲のように曲がりくねった歓喜の頂上と悲嘆の谷底の繰り返しの道だった。特にニースワールド後に起こったことは忘れようとしても忘れられない。あの光輝いて自信に満ちあふれていたニースワールドでの高橋大輔。歓喜のフリー( Blues for klook )の後の得点が出た後の皆の落胆。。私は、キッス&クライで氷りついた長光コーチ、大輔、振付のカメレンゴの顔がいまだに忘れられない。それから、高橋チームの迷走が始まった。。次の年のFS( 道化師 )の芸術性は気に入ったが、SP( ストロール )にはがっかりした。これは”The高橋大輔”のプログラムではないと思った。そして同じ年の羽生のSP(パリの散歩道)は明らかに高橋のニースのブルースにインスピレーションを得て作られたものだと思う。高橋のブルース( FS )を一般向けにわかりやすくしたって感じ。観客がポピュリズムな表現が好きなのは構わない。問題なのはジャッジも芸術よりもわかりやすいポピュリズムがお好みらしいってこと。そして、その年の暮れのNHK杯と全日本での、フリーの道化師で神演技したにも関わらず、いまだに釈然としない敗北で( まさにあの勝ち方こそ今回のソチでも繰り返されたものだ。SPでもうフリーでちょっとやそっと失敗しても大丈夫な保険付きのような高得点を出して逃げ切るという。。 )本人、ファンとも、あっけにとられるような形で全日本のタイトルを奪われて、さらにわけがわからなくなってって感じ。( 羽生のフリーの点数が出た時のオーサーの「 ヒッヒッヒッ 」っていう下卑た笑いもまた忘れられない。 )今回のパトリック・チャンのワールド棄権は、精神的なものだと思う。オリンピックのチャンの演技は、まぁ、チャンの一番の弱点3Aの課題が浮き彫りになってしまっていて、お世辞にも自分が金メダリストにふさわしいとは主張できないものだった。私はニースワールドは高橋大輔、去年はデニス・テンがタイトルを取ってしかるべきだったと思っているので、チャンのことを絶対王者などと日本のマスコミみたいにはさらさら思わないけれど、今回のオリンピックで、羽生かチャンのふたりの選択肢しかなければ、スケーティングスキルという点で今回はチャンがとるべきだったと思っている。(私は決してチャンのスケーティングは好みではないですし、音楽の表現やパフォーマンスにおいては今でも高橋大輔のほうが圧倒していると思ってますけどね。)

  IN THE GARDEN OF SOULS( 2011全日本SP )

Blues for Klook ( 2012ニースワールドFS )

  「 大輔は全ての振付師の夢 」( ビートルズメドレーの振付師、ローリー・ニコルの言葉 )

 そして、オリンピックシーズンになるんですが、まだまだファンも本人も金メダルをあきらめてはなかった。スケートアメリカの惨敗を見ても、いやいや大輔はスロースターターだからと思っていた。そしてNHK杯での歓喜の復活。直後の怪我によるGPF欠場。それから全日本5位での代表選出、オリンピックの6位によるEX招待演技まで。スケートに関心無い人は、まったく評価しないであろう今シーズンの高橋大輔だろうが、この件については前に書いたので、とりあえず置いといて、この2シーズンの敗因は、やはりSPプログラムだと思う。先シーズンのストロールは軽薄なティーンエイジャーみたいで、これが大輔のイメージだと振付師が思ったとしたら私はチームのオファーミスだと思うし、ソナチネは、選曲にあたって、曲重視で選んだとしたとしても、件の作曲家のエピソードについてチームとして頭の中にまったくなかったとは私は言えないと思う。そういう選曲をしたことで、思いもよらない騒動にオリンピック直前に巻き込まれてしまったし、わたしから見たら、オリンピックシーズンに、宮本さんと高橋の芸術性へのこだわりのみの戦略の無いマニアックさで突っ走り過ぎたって感じが外から見たらする。それが怪我の無いシーズンなら完成したプログラムになっただろうけど、ソナチネに関してはファン以外の感想を聴いてみたいところだ。少なくとも見ていて、あのGARDENのように高橋大輔ワールドに引きずり込まれるような歓喜はソナチネでは私は味わえなかった。ビートルズメドレーの Come Together のタンゴパートや IN THE GARDEN OF SOUL のようにまるでコンテンポラリーバレエを観ているような美しさは何度見ても見飽きることがない。。

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一行レヴュー 『 Sur← 』 ( ルーシュ )

 
 ソチオリンピックのDaisukeにうつつを抜かしていましいたので( →関連記事 )

 こちらはほとんどほったらかしてましたが。。
 
 1995年の沢田研二のアルバム 『 sur← 』(ルーシュ)についての、時間が無いので ” 一行レビュー ”です!

 このアルバムは 「 歌謡ロック」 ( とでも名付けたい ) の最高傑作だと思います。

 と書いただけで、わかるひとにはわかってもらえると思うんですが。。

 このアルバムの底流に流れているノスタルジックとも言えるような感性は残っていって欲しいと切に思います。

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