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ソチ男子フィギュア偏愛的総括 ~ もっと深い ~( gooブログ記事の再掲載 )

 ソチの高橋大輔のSP、FSの演技、

 あれこそ ”That's figure skating ”という滑りだった

 ソチの代表発表でのその人気ぶりが一般にも認知されたせいか、高橋と高橋ファン、男子フィギュアファンのことを少し皮肉っぽく揶揄する文章をネット等で、時々見かける。そこにある男子フィギュアスケート、スケーターに対する偏見に満ちた浅薄な意見を書いている文章にある、” 俺って穿ってるだろう ”っていうポーズに辟易したりするのですが。以前、さんまのまんまだったかにバレエの熊川哲也が出ていた時に、さんまがバレエに対して、一般成人男性が持ちそうな意見、バレエってなんかあのタイツが○○○○してなんかいやだ、みたいな感想を言った時に、熊川君はその失礼な意見に表情も変えずに、その意見はわかりますよというふうにうなずきながら、「 でもバレエってもっと深いものなんです 」って言っていたのを思い出す。男子フィギュアに関しても、そういうファンの歓声とかの表層だけ見て、演技にまったく関心が無いものが、世界的スケーターとそのファンを茶化す、その無知ぶり。

 ソチの高橋のフリープログラムは、スケートとファンへの感謝、愛を表現したものだった。そして、それは見事に表現されていた。まだ演技は残っているが、私が今回のオリンピックのフィギュアで観た演技の中で、最も”深い ”演技だった。イタリアの放送局の解説者が、フリーの演技前に、「誰か 高橋にもうクワドはいらないって大声で言ってあげて 」って言っていたように、4回転とかもう関係ない次元の演技だった。高橋は、全日本からソチ入りまでの間、膝の回復状態が思った以上によくなく、ソチ入りした時には、もうメダルを諦めたような達観したような表情をしていた。そんな滑り切れるかどうかもわからない膝の状態で、それでも諦めずに4回転にも挑戦し失敗はしたが、滑りではいまできることは出し切ったと思う。あの素晴らしいステップシークエンスだって、足をかばっているような用心深さがあって、本人比では、もっときれっきれのステップが踏めたと思う。それでも充分比類のない美しさだった。PCS2位( 本当は1位だと思うが )も納得の美しい滑り。滑走順が羽生とチャンの直前だったのも、滑りとスケーティングの良さを比較できてよかったと思う。滑り終わった時の笑顔は、滑りきっった安堵感と、表現についてはまずまずやりきれたという表情に見えた。でも、去年のGPF直前の怪我まで、彼は完璧な表現力とクワド3本で金メダルを目指していたし、それは今回の金銀の選手の最終的な結果からみても充分可能性のある挑戦だった。その直前での挫折。あの笑顔はその悔しさを飲み込んでの笑顔だったと思う。 
 
 今回の男子フィギュアのなかで( 下位選手のはちゃんと見てないものもありますが )、高橋大輔の他に自分のお気に入りのプロをフリーで3つくらい保存した。デニス・テン( カザフスタン )、ジェレミー・アボット( アメリカ )、ミーシャ・ジー( ウズベキスタン )の三人。 デニス・テンとアボットの演技には品がある。アボットは4回転を抜いたので、点はあまり出なかったがスケーティングがきれいで雰囲気の出し方もうまく心に残った。デニス・テンは、去年のワールドほどの切れはなかったが、4回転も決めたし彼の銅メダルに異論は無い。ミーシャは、まぁ可愛かったので。。

 で、男子のプログラム全体に言える特徴として、最近のジャッジ傾向を反映したジャンプ、特に4回転のみ目立ち、その他はのろのろとした省エネ演技でスピードもなくそれらしく動いてスピンして終りみたいな、つまらないプログラムがほんとうに多かった。今季で引退を示唆しているベテラン選手が多数いるなか、現在のジャッジが続く限り、ジャンプ以外スカスカのろのろの傾向は続くだろうし、もう男子フィギュア見ないかもって思うほど私にはつまらなかった。

 高橋が切り開いた男子フィギュア初のアジア人オリンピックメダリスト、そしてワールドチャンピオンという苦闘の道の延長に今回の金メダルもあるということはみんなに記憶しておいてほしい。

 高橋の演技の前に祈ってくれたステファン・ランビエル、
 
 高橋が滑り終わった後に、アメリカの実況で、「 彼は日本人が日本を誇れるようにしてきました。」と言ってくれたジョニー・ウィアー、

 こんなにもライバルだったスケート選手たちや解説者たちに愛された選手がいただろうか( 涙 )

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