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映画 「 依頼人 」

 昨日地上波で放送された映画「 依頼人 」を観た。

 只々、素晴らしい。子役( マーク=ブラッド・レンフロ )の演技もよかったが、それを受けるふたりの演技派俳優、( 弁護士=スーザン・サランドン、検事=トミー・リー・ジョーンズ )の演技が素晴らしい。

 映画冒頭シーンでの母親との会話、そして、森でのふたり、そして事件と、マーク(兄)とリッキー(弟)のふたりの環境とその性格が彼らの会話と行動で簡潔だが見事に表現される。事件後、弟は事件のショックでPTSDになり、廻りの大人たちに追いつめられたマークが、偶然に出会った女性弁護士( レジー=S・サランドン )に弁護を依頼に行くまでの流れもほんと見事!そして物語に、アクセントを沿えるのが、ジョーンズ演じるロイ検事。大人たちは、マークに対して嘘をついて、彼の供述を引き出そうとするが、大人の嘘を敏感に見破るマーク。その彼が助けを求めたのが、離婚して、夫に裁判で負けて子どもをとられた過去を持つ女性弁護士だった。頭のいいマークは、この大人は嘘をついてないか、信用できるかどうか、用心深く探っていくのだが、マークがレジーを信用するひとつのきっかけにツェッペリンのアルバムについての会話が使われる。子どもと女性弁護士って組み合わせがもうドラマなんです。この両者が社会的に置かれている立場が、お互いへの共感を産むのです。対するあだ名” 牧師 ”の切れ者で野心家でナルシストのロイ検事が、このふたりに振り回されるのですが、まぁ、ある意味それを楽しんでいるみたいな余裕しゃくしゃくの演技が見ていて楽しい。彼のウィークポイントは、その政治的野心なのですが、レジーは、その点を利用して検事との間のかけひきに見事に勝利します。 憎まれ口をききながらもレジーのことを信頼して頼っているマークと、依頼人マークに弁護士として大人として誠実に応対するレジーとのやりとりとともに、サランドンとジョーンズとの丁々発止の、そしてウィットに富むやりとりもみものです!また、脇役のキャスティングもよくて、それぞれの役者が役の雰囲気によく合っていました。こういう作品を見せられると、アメリカの底力を感じます。

 でも、マークを演じたブラッド・レンフロが25歳の若さで夭折したことを知って、若くして世に出ること、子役が大成することの難しさを感じました。

 テレビのロードショーで、こういう佳作を、そして、素晴らしい演技を見られてラッキーでした!

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