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「 八重の桜 」

 子どもが死ぬシーンはドラマと言えどもあまり見たくない。

 たとえ、それが”悲劇 ”を描いたのだとしても、美少年が死ぬことがヒロイックに描かれる”白虎隊 ”とかも以前から苦手だった。

 こういうエピソードは歌舞伎的なわかりやすいエンターテインメントとして人気を博するのでしょうが、その安直さが嫌だ。

 そして、今の大河を見て、やたらと、薩長( 官軍 )= 悪で、会津には日本人の魂を見たなどと善悪二元論で持ち上げるひとがいるが、危うくないですかそういうの。

 ドラマに多様な視点が無く、主人公側を美化して描くことから、こういう意見が出てくるのだろうし、そこで描かれる悲劇も薄っぺらく感情移入できないものになる。残念ながら。

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「 リアル~完全なる首長竜の日~ 」

 
 映画 『 リアル 』 観てきましたよ!

 ザッと書くと、前半は、物語中で描かれている漫画のテイスト等のせいもあって、近未来風ホラー風味。後半は、強い愛による”精神の”再生の物語。

 ラストはその愛の強さに感動したりもするが、観た後に、もやもやした感じは残る。ハリウッド映画的明晰さを好む向きには向かない映画。日本的感覚(?)なのかなぁ~。

 最大のもやもやは、環境問題(島の リゾート開発 )の伏線が、主人公たちが子どもだったということで中途半端なまま終わってしまった点。コウイチの抱えている精神の問題の発端となったモリオのコウイチへの不条理な敵意には、このリゾート開発という大人の事情の背景があるのだが、開発側だったコウイチの父は、その後過労死しており、島に残っているらしいアツミの父親に(意識下で)責められても、当時子どもだったコウイチは気弱に反論するしかないのだ。そういう大人の事情が子どもたちの関係と主人公のこころに落とした影の深刻さという”リアルさ”が、首長竜が出てくるファンタジー場面になると消えてしまうというか・・。首長竜( モリオ )との闘いによって無理矢理解決した or そうするしかないのかもしれないが。

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