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「 桐島、部活やめるってよ 」

 リバイバル上映の「 桐島、部活やめるってよ 」を観てきました。その超簡単な感想です。

 これが、日本アカデミー賞作品賞を獲ったことは画期的かな。大体日本アカデミーの過去の受賞作品の傾向とはかけ離れた作風なのですが、私は、この受賞を支持します。

 作品のテーマには、現代の高校生の悩んでいることではまったく悩んでいないので、あまり興味が持てなかったのですが、まずリアリティあふれるキャスティングが素晴らしい。バレー部とか帰宅部とか野球部の先輩とか、あれみんな俳優さん?と思うくらいリアリティがあった。
 それに映画部!!神木君はぴったりだったし、映画部の部員達のあまりにリアリティあるキャスティングに、最後まで笑わせてもらいました。私気に入りました映画部最高です!

 最近話題の学校カースト制を描いているとの報道がありましたが、もっと深いかな。映画には出て来ない学校のスター的存在の桐島につるむことでしか自分のアイデンティティを保持できない帰宅部の面々が、桐島がそのポジションから降りてしまったことによって、自分たちのアイデンティティが揺らぎ始めて、どたばたするのだが、そのことに気付き始めるのは、菊池宏樹だけ、に見えた。

 まぁ、私が楽しんだのは、しつこいけど、そんな彼らとは関係ない映画部でしたけどね。体育の時間のサッカーの描写とか、彼らの撮っている映画「 生徒会・オブ・ザ・デッド 」とか最高でした。監督とか原作者は( モテない )映画部に感情移入して作ってる。サッカーの授業のあとのセリフにあったように、”卒業してしまえばどうだっていいこと”にしばられた学校生活という場の不自由さから、桐島も宏樹も降りようとしているのだろうけど、映画部は、最初から自由なんだよね。。
  

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