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「龍馬伝」を観終わって

 
 久しぶりに大河を最終回まで観ました。最終話まで観ても、個人的には、やはり「侍、長次郎」の回が一番よかったです。最終回にも、同じように、亡くなったひとを偲びながら、盃に酒を注ぐようなシーンがありましたが、あまり感動しなかった・・。まあ、最終回に”大きな”不満は無い(見廻り組の描き方等)ですが、弥太郎が近江屋に尋ねて来て龍馬と会うシーンは、少し冗長に感じました。香川さんの芝居が過剰過ぎて。同じく、最後の弥太郎の臨終場面も強烈過ぎて、龍馬がかすんでしまう気がしました。最終話では、冒頭の武市や勤王党メンバーと喜び合う夢のシーンに一番ほろっとさせられました。ここ数回は、暗殺されるぞ、されるぞの雰囲気が充満していたので、個人的には、もっと明るいシーンやセリフを沢山入れて欲しかった。そうすれば、もっとその死を悲しめた気がします。そして慎太郎に語る龍馬の夢が、みんなで世界旅行みたいな小さいことになっているのがなんだかなあって思いました。それと、最後、お龍だと悲しすぎる。海援隊士の反応、あるいは、その後みたいなことを、ナレーションや紀行でもいいからやって欲しかった。冒頭の夢のようなシーンが最後だったら、もっと余韻が出たのにと思う。弥太郎の死顔は、ほんとうに余計だった。

 まあでもね、たとえドラマだったとしても、龍馬が死んでしまうのが私は残念です。

 そして、「龍馬伝」で、私が一番感情移入した人物は、以蔵、長次郎、お元でした。お元は、かなりフィクションが入っているので、微妙なところもありましたが、彼等は、このドラマのヒエラルキーの中では最下層とも言える存在で、上士に差別されている下士たち(勤王党員、海援隊士達)が彼等を差別してしまう。そこの所のドラマは見応えありました。そして、この3人に対しても、差別することなく、同じ人間として付き合っていたのは龍馬だけでしたし、実際の龍馬も、そういうヒューマニティあふれるひとだったと思います。

 半平太を描いたこと、美術、セット、音楽”これあらた”に は拍手です。

 あとは、福山君お疲れ様でした。

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