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「 龍馬伝 」第39回&「 龍馬伝 サントラ ( これあらた ) 」

 今回の、「 龍馬伝 」第39回 、「馬関の奇跡 」は、わりに面白く観れました。
 
 冒頭の、弥太郎のシーンは、何か「 平家物語 」っぽい雰囲気が醸し出されていて興味深かった。
 
 土佐商会のセットや、弥太郎の変な背広姿も面白かったし、ピエール瀧の溝渕広之丞が出て来ると、弥太郎のアクの強さが少しだけ緩和されるので、ドラマのアクセントになっていいと思う。他にも、弥太郎、お元、お慶のシーンの演技もよかった。戦闘シーンも見れるものだったし。奇兵隊と社中の軍服もモダンで、幕府軍との対比がはっきりわかってよかったと思う。弥太郎の長崎行きは史実なので、創作があるにしても、これくらいなら観れる。創作は、史実を尊重して入れて欲しい!

 ドラマの感想は、これくらいにして、「 龍馬伝 」サントラ(Vol.3)の「 これあらた 」という、民謡調の女性ボーカルの入った曲が気に入ってます。代表的なシーンでは、以蔵の死を悼む処刑場のシーンで使われていました。(今回も、小倉で、奇兵隊が幕府軍に勝利した場面で使われてました。)同じく女性ボーカルの「 想望 」という曲がありますが、私はこっちの方に、より新鮮な驚きがありました。民謡で、こんなにモダンな雰囲気が出せることが。

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「 龍馬伝 」 第38回

 「 龍馬伝 」 第38回 「 霧島の誓い 」の簡単な感想です。
 
 この回の” 逆鉾を抜いたエピソード ”は、本人のイラスト付きの詳細な乙女宛ての手紙が残されていて、それによれば、龍馬とお龍は、逆鉾に天狗の面のような顔があるのを見て二人で大笑いし、二人でその鼻をおさえてエイヤっと引き抜いた、というから、信心深いひとには罰当たりと思われそうな、あっけらかんとした大胆さとユーモアがその文面からは感じられて、「 龍馬伝 」 第38回 「 霧島の誓い 」の龍馬のように、「 この国の行く末を憂いて引き抜いた 」、みたいな感じの描き方には何か違和感を感じた。
 
 このエピソードは、「みんなから凄いと思われているもの(権威)の本質が、実は大したことない(コケオドシだ)」ということを直感的に感じる龍馬の魂の柔軟さと、それに相通じる精神の持ち主のお龍という、” 似合いの連れ合い ”って感じのエピソードに描いて欲しかったですね。

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「 龍馬伝 35・36回 」

 
 「 龍馬伝 35・36回 」の超簡単な感想です。

 まず35回の「薩長同盟ぜよ」。薩長同盟に「ぜよ」を付ける、そのセンスが、まずわかりません・・。

 で、内容はと言うと、弥太郎の新選組に捕まるとか、色々眼を瞑るとしても、龍馬が小松帯刀邸に向かう途中で、「新選組の屯所に行ってくるき。」には、ぽか~んとなってしまいました。弥太郎を無理矢理重要事件にからめるのと、龍馬をヒューマニストに描かなければという強迫観念とで、龍馬が途轍もなく無鉄砲なあほに描かれるのが辛いですわ・・。なんかピントがずれてますね。薩長同盟をこそ時間をかけて描くべきだし、ここは龍馬最大の見せ場だったはず。龍馬の熱い言葉で、桂と西郷が歩み寄り、薩長同盟が成立する、そのことで、見ている私達もカタルシスを感じることができるのに、なんか、今回のは、薩長同盟締結の困難さよりも、土佐藩士の救出という寄り道とか、龍馬が薩摩藩邸に入るまでが困難だった、みたいな解釈に見えかねません。会談での、「双方とも粉骨砕身尽力する」 は、よかったと思うけれど、そこへいくまでの両者のこだわりと、それを溶かす龍馬の言葉を描いて欲しかった。

 それに比べて、36回の「 寺田屋騒動 」は、まあ、エンターテインメントですから、お龍は史実のイメージとはちょっと違うけれど、龍馬への想いとかは、薩摩藩邸への必死の走りからは伝わってきました。でも、やはり薩長同盟ですよ。残念だったのは。よいシーンもあるだけに残念です。

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