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福山龍馬のいいところ

 ” 福山雅治の龍馬役なかなかいいじゃない ”と、前に書いたけれど、その理由を簡単に書いてみる。

 それは彼が演じているのが、”いわゆる龍馬”ではないこと。いわゆる龍馬ってのは、” 演技派=つまり、自分の演技がうまいことを見せたいひと ”が演じるとそうなる。福山君は、自分の演技を巧いとは思ってないから、”うまいでしょ、俺 ”ってところを見せたいわけではない。近年、龍馬を演じた代表的な役者さんたちとはそこが違う。だから、いい具合に力が抜けている。そのいい具合に力が抜けた感じが、私の想像する龍馬にぴったりなのだ。こせこせしてなくて、大器晩成で、ひとが自分の周囲に築いているバリアーをひょいと飛び越えて、いつのまにかその懐に飛びこんでいる。そんな人物を描くのに、演技にたいして一歩引いた位置にいる彼だからいいのだ。

 だからといって、あの時代の熱さがないわけではない。そんな彼が、これまでの役では要求をされなかったこと、つまり初めて” 感情を出す演技 ”を求められて、その要求にきちんと正面から答えているのがいいのだ。福山雅治だからって敬遠しているひと、損してますよ!

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