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最近のドラマ

 マンガ原作ドラマというのが大流行みたいですが、私はどうも苦手だ。去年「ひと恋」(=亀梨和也と綾瀬はるか主演のラブストーリー「たったひとつの恋」)にはまって以後、ぼちぼち観ていることは観ているけど、全滅って言っていいくらいどれもつまらなかったし、勿論ブログにレビューを書く気も起きなかった。その代表的な例を挙げると(これはマンガ原作ではないようですが)、「野ブタ」のアキラ(=山下智久君)が長澤まさみと共演して(「ひと恋」のアユタ=平岡祐太も出てたけど)、視聴率もまあまあだった「プロポーズ大作戦」ですが、これがまあつまらなかった。そのつまらなさを象徴するシーンを挙げさせてもらえば、高校の卒業式後に主人公達がわざわざ学校に戻って、”これがやりたかったんだ”、みたいにいろんなことをする場面。タイムスリップのドラマなので過去に戻った主人公を含めての出来事なのだが、例えば理科の実験室でフラスコ(だったかな)でコーヒー入れてみたり、廊下で人間ボーリングしたり等々、「そんなつまんないことをしたいためにわざわざ戻ったの?」って感じの作り過ぎたアザトイ演出が鼻についたし、大学の付属高校で受験も無し!っていうお気楽な設定も、今時小学生でももっと悩むぜって思った。そんなぼんやりした状況を無理に面白くみせようとしたのが、前記の理科室のコーヒーや廊下での人間ボーリングなのだが、そんな無理矢理な面白さを見せられても面白くなるわけが無いのだ。だから「野ブタ」ではあれだけ可愛かったアキラも、「ひと恋」ではいきいきしていたアユタも、このドラマではまったくサエナかった。(ずっと恋人の無い役ばかりだったアユタは、一転してこのドラマで初めて、とってつけたように年上の彼女のいる役で、キスシーンなんかもとってつけたようにあるのだが、似合わないことこの上なかった。)最近の多くのドラマが一事が万事そういう感じ。わざとらしい面白さを見せられても白けるだけっていうか、毎日が面白い、生き生きと生きているというのは、そういうわざとらしい面白さで無理矢理面白がるからではないのだけれど、と思う。もっとあたりまえのこと、ささやかなことの中に喜びが(悲しみが)、生きている実感があるのだよって。どこかにそういう意識を持ってないと、ふわふわしたつまんない世界しか描けないと思う。退屈さを退屈なまま描いたほうが、よほど何かが伝わるのではないだろうか。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

Comments

こんばんは☆
これはまた手厳しい記事ですね♪
わざとらしい面白さね、なるほど。。
ひと恋も野ブタも十分わざとらしい脚本ですが、
面白さの演出はそれほどでもなかったかな。特にひと恋は。
  
ただ、わざとらしい面白さで面白がるのが
今の時代の特徴的な断面の一つかも知れませんよ。
ふわふわしてる世界をつまんないとは感じないのが今なのかも。
その意味では、最近のドラマはリアルなのかも知れない。
人間ボーリングはアザトイ演出じゃなくて写実的描写かも。
  
少なくとも、大学受験が無いって設定は、
お気楽なんじゃなくてリアルな設定ですよ。
ここ10年以上、大学受験は全体的には簡単になる一方で、
いまや定員割れの私大は続出だし、囲い込みのための
推薦入学とか特別枠も全く普通のこと。
同じ受験でも、小学生とはまるで状況が違ってます。
就職の悩みが少なかったのも、全く現代的です。。
   
与えられたドラマに何を見るかは視聴者やブロガーの問題。
つまらなさや面白くなさを作り手にぶつけるだけじゃなく、
自分の側でも引き受けて対処することが重要だと思います☆彡

Posted by: テンメイ | September 04, 2007 at 02:38 AM

こんにちは、コメントありがとうございます。
(最近、暑さでバテ気味で、ブログの更新もチェックもサボり気味です・・)

大学受験についての指摘とかありがとうございます。
勉強になりました。

(暑さに)ぼ~っとしているので、この鋭いコメントにうまくレスできるかどうか・・・
うまく言えないのですが、テンメイさんの言うこと大体わかります。
ただ、そのわかるというのが頭ではわかるが・・、という次元のもので、
感覚的には、”つまんないものはつまんない”ということになります。
アキラやアユタのあの素直さやお人好しのところは、
横で、屈折してジタバタ悩んでいる修二やヒロトがいたから生きていたのだと思うし・・・
(彼らだけでは、やはり弱い!)

ただ、(あまり好きではなかったけど)「華麗なる一族」とか
「松本清張」的なものにも今もかなりの需要はあると思うので
「ふわふわした世界」だけが求められているのではないと思います。

(「プロポーズ」での役どころはいまひとつでしたが、)
「ホタルノヒカリ」に、もし藤木君演じる高野部長がいなかったら、
あのドラマ、ふわふわして見られたものでなかったと思います。
(高野部長がニツ木に「うちの部は雰囲気が大学のサークルっぽい(でしたっけ)」と相談していたように)

芯のところがしっかりしていれば、多少の欠点はOKですし
ファンタジー的表現もOKです。
”ドラマとして”リアルであれば。
そういう意味で「野ブタ」も「ひと恋」もOKでした。
が「プロポーズ」の細部は、私にはつまらなかった。

答えになっているでしょうか、なってないでしょうか。
なってなかったら、暑さのせいということでお許しください。

Posted by: azami | September 06, 2007 at 01:22 PM

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