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新春ドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」(追記あり:子役の広田亮平君のこと)

 1月4日の晩にフジTV系列で放送された新春ドラマスペシャル「佐賀のがばいばあちゃん」(島田洋七原作)を観ました。泉ピン子さんのことは、どちらかと言うと苦手だったのですが、このばあちゃん役は、ぴったりのはまり役で、その他の脇役陣も、小学校低学年と、高学年から中学校時代を演じたふたりの子役もそれぞれよかったです。実は、あまり大々的に宣伝されるドラマや映画は敬遠する私が、このドラマを観たのは、次男が「観る」と言ったのに付き合ったからなのですが、観て損は無かったと思えるドラマでした。話題になった原作は読んでないのですが、原作のばあちゃんの雰囲気はかなり忠実に表現されているのではないかと思いました。この物語のテーマを簡単に言ってしまうと、「逆境を楽しみながら生きる」(サブタイトル)には「ユーモアが必要!」と言うことではないでしょうか。ユーモアは生きる、生きのびるための”魔法の杖”だと思います。いろいろと悲惨な事件が起こってますが、そんな彼らの周囲に、こんな知恵とユーモアのある言葉をかけてくれるばあちゃんがいたら、発想の転換ができて、行き詰ることもなかったのでは、と思ったりします。

 以下、こころに残ったばあちゃんの言葉(記憶が曖昧なので正確ではないですが)を紹介します。

  
  主人公に「うちは貧乏なのか?」と聞かれて、

 「今ごろ気付いたのか」

 「安心せい、うちは先祖代々貧乏やから、・・・・お前継ぐか?」と言う。

 そして、「 貧乏! 」とからかわれたら、

 「悔しかったら貧乏になってみろ!、と言い返せ」と言う。

 そして、「金持ちになったら、旅行に行ったりとかいろいろ忙しくて大変だ」と説明する。

 (この場面のばあちゃんの語り口ー知恵、の説得力は、かなり勉強になった!)

  
  夜半に、主人公が空腹で目覚め、「腹が減った」と言ったら、

 1回目 「 気のせいだ 」、
 
 2回目 「 夢だ 」 (主人公あきらめて寝る) とか、

  
  主人公が中学校で野球部のキャプテンになったと知って、いっしょにスパイクを買いに行き、

 ばあちゃん 「一番高いスパイクをください!」

 店主 「二千○○円(位だったと思う)です」

 ばあちゃん 「そこを何とか一万円で!」

 店主 「だから、二千○○円です!」

 ばあちゃん 「そこを何とか一万円で!」 (以下押し問答)

  
  勉強の苦手な主人公に、

 英語の答案には、 「私は日本人です」
 
 歴史の答案には、 「過去にはこだわりません」 と書いとくようにアドバイス(実行して怒られる)


その他、小学校の担任の先生(小日向文世)の運動会の日の、弁当についての、こころ優しきウソについて、そのことを聞かされたばあちゃんといっしょに泣きました!他にも、参観日に来る母の似顔絵を描くクレヨンを買うエピソードも(結局来れなかったのですが)よかったです。
 
 次男に、どこが印象に残ったかと聞いたら、主人公の”母を想う気持ち”だそうです。広島で働いている母親(石田ゆり子)が参観日に来る来ると言いながら、結局いつも来れなかったりするのを―小学校時代、1回だけ来るシーンもよかったです―「可哀想やね」、と言っていましたが、このドラマが描いている貧乏について、彼がどこまで理解したのかはわかりませんが、はっきりしたものではなくても何かは感じたとは思います。私も、あのばあちゃんのように、子どもに生きのびるための知恵のある言葉をかけられるようになりたいと思うような”がばい”ばあちゃんでした。
 (続編が作られそうな感じでした。)

追記:1月8日にフジで放送された「東京タワー」で主人公の子ども時代を演じていたのは「がばいばあちゃん」のあの子(広田亮平君)でした!こちらでも、お母さん子で甘えん坊な感じがとてもよく出ていて、いい味出していました。(転校先の小学校へ行く前に、「 お腹が痛いから行きたくない 」とごねるのを、近所の皆に笑われるなか、お母さんに無理矢理連れていかれるところや、あいさつ前に教室から逃げ出すところなど。)

 ところでリリー・フランキーと言えば、わが家では教育TVで放送されている、「おでん君」というアニメの作者として知られていますので、こども達もドラマを観ていたのですが、放送後、次男の様子がおかしいのです。何か不機嫌で泣きそうになっているので、わけを尋ねると、ドラマの親子の別れのシーンで、自分もいずれはあのようにと思うと悲しくなったようなのです。そうか、そうか、まだまだういやつよのう、と母は思いました。

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